2014年2月14日金曜日

中世とは、およそどのような時代か



ヨーロッパでは西ローマ帝国の滅亡(476年)から東ローマ帝国の滅亡(1453年)までを、
日本史では鎌倉時代から戦国時代までを指します。
他の地域の歴史では、中世という時代区分はあまりしないようです。

中世というのは、古代と近世の間、という意味です。

ヨーロッパでも日本でも、古代には、いったん、秩序の整った古代国家ができあがります
(ローマ帝国、日本の律令国家)。
それが崩壊し、刀剣を振り回す大小の領主が分立し、相互に主従関係を結ぶようになります。
それに、ローマ教会や日本の寺社権門など、いろいろな権威が絡んできて、非常にややこしい社会になります。
これが中世です。

領主間の主従関係を「封建制」と呼ぶこともあります。

その後、ヨーロッパ各国では、国王が強くなり、秩序ある中央集権国家を作るようになります。
日本でも、織田信長、豊臣秀吉、その後の江戸幕府が、秩序ある集権的な国家を作ります。
これが「近世」です。

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